早くも11回目を迎え、恒例行事となった中目黒の和酒フェス。常連の酒蔵に加えて、毎回の様に新しい酒蔵も増えています。
過去の和酒フェス記事
第9回
第8回
第6回
あらためて和酒フェスとは
今回は特に映画と連動した酒「恋のしずく」バージョン限定酒も7種類飲むことが出来、なんと「恋のしずく」瀬木監督ご本人が振る舞っていました。
おつまみブースも充実。色々買って、3,4人でテーブルでシェアする人も散見。
さて当サイトでもこの和酒フェスを取材するのはもう4回目。だいぶ勝手もわかってきたところでまずは参加者の方二組にインタビューし、イベントの印象聞いてみました。
東京、千葉からやってきた20代後半の男性3人組。ワインも好きでビールのイベント「オクトーバーフェスト日比谷」などにも参加しているそう。
WL「和酒フェスは初めてですか?」
参「日本酒のイベントが初めてでツイッターで知って参加しました。」
WL「日本酒は普段から飲むんですか?」
参「普段は一ノ蔵ノすす音とか飲みやすいやつです。たくさん飲んでもまだよくわからない状態。」
WL「若い皆さんにとって入場料3000円は高くないですか?」
参「3000円は少し高く感じる。元を取ろうと思っていろいろと飲んでいます。」
続いて、リピーター40代以上の男性女性8名のグループ。
WL「和酒フェスはいつも来られているのですか?」
参「毎回ではないけど、2、3回来ている。」
WL「気に入った銘柄などはありますか?」
参「気に入っているのは永井酒蔵の水芭蕉、谷川岳。毎回ほぼ同じものを飲むことが多い。」
WL「いつもこのスタイル(自宅から惣菜持込)なんですか?」
参「つまみ持ち込みで毎回参加している。それは絶対。だからもう少しテーブルが欲しいよね。」
いくつかテイスティングしたものをご紹介します。
臥龍梅 愛山 純米大吟醸 斗瓶囲い 囲瓶香千里
とろみ、コク、厚みのある幅のあるしっかりとした味わい。魚よりやや肉向き。キレや骨格もある。
恋のしずく連動のお酒
白牡丹 純米吟醸
白麹を使用した酒。やや軽めで甘酸っぱく、フルーティーで親しみやすい味わい。本格的な日本酒とはまた違った初心者にもとっつきやすい酒。
山陽鶴 純米吟醸
スッキリ細く酸がありキレがあるタイプ。ドライでクールな中に、親しみ易さも垣間見れる。
白牡丹 秋上がり
しっかりと米の甘み、丸みが感じられ、とろみ、ふっくらとした味わい。冷やしてもおいしいし、食後酒としても使える。
六歌仙 手間ひま
細かく流れるような旨さから入り、後口に軽いちでもある。スムーズで上品な味わい。
そして、今年春の和酒フェスでその魅力にとりつかれた千代田蔵。若い蔵人に入れ替わり山廃仕込でパワーアップした3種を展開。
千代田蔵 フクノハナ 山廃仕込
とろみ艶やかさやバランスがあり細やかできれいなお酒。
幅のあるのみごたえのみならずキメの細かさを併せ持つ。
今回の和酒フェスで最大の発見はこの蔵、須藤本家。
銘柄は3つありましたが、味が細かくて絶妙なバランス。どれも秀逸だと思いました。
霞山(かさん) 純米大吟醸 ひやおろし 無濾過生原酒
口当たりのまろやかさから、生原酒らしいフルーティーさと丸さあります。重くなく味わいは細やかで心地よく飲み続けられるのが特徴です。
山桜桃ゆすら 純米大吟醸 無濾過生
3つの銘柄の中では最もすっきりとして繊細です。ただその中にも華やかさや、細やかな味わいが感じられ、ちゃんと表情のあるお酒といえます。
郷の誉 純米大吟醸 生
緩やかな口当たりから、広がりのある旨さメリハリのある方ではありませんが、肩の力が抜けるほっこりとした充実感があります。甘すぎず濃過ぎず、お酒の豊かさを楽しめる一本です。
さて、秋酒のあきあがりをシーズンの終わりに締めで飲み比べる会も当方で開催します。まだ数席ありますので、よろしければお出で下さい。
https://osharesake05.peatix.com/
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