10月21日に中目黒駅前で和酒フェスin中目黒が開催されました。

 

和酒フェスとは、季節ごとのテーマに沿った日本酒と食を楽しむ利き酒イベント。第8回を迎える今回は、「ひやおろし・燗酒」をテーマに34社・団体が提供する205もの酒を3千円のチケットで飲み比べることが出来ました。またフードブースで購入出来るつまみと合わせながら飲むことが出来ます。

ここでは、以下の項目別に和酒フェスの魅力をレポートします。

「飲むだけじゃない!メインステージでは聴き酒イベント」

「肌寒いから燗を体感。蔵人と話せるブース」

「酒以外にも酒器におつまみ。色んな切り口の物販ブース」

 

 

「飲むだけじゃない!メインステージでは聴き酒イベント」

和酒フェスは、日本酒を取り巻く文化を総合的に発信するイベントであり、利き酒の時間と平行して、トークセッション、漫才、音楽の生演奏といったイベントがメインステージで行われます。

 

まずは、参加している酒蔵の蔵人が一堂に会し、乾杯の音頭とともにイベントがスタート。間もなく、会場の案内と漫才を担当するのは、和酒フェスでもすっかりとおなじみになった、漫才コンビ「にほんしゅ」(あさやん、北井さん)。

世界で唯一2人共がきき酒師の資格を持ち、コンクールの審査員などにも呼ばれるほど日本酒に精通。日本酒の銘柄や酒米などを用いた、誰も真似のできないネタの「日本酒漫才」を披露しました。IMG_4837

ちなみに、この北井さんは日本酒学講師の資格を持ち、普段は一般愛好家「日本酒ナビゲーター」を認定する講座も定期的に行っています。にほんしゅFaceBookページ

 

続いてPick&Lips(ピクリプ:サックスフクムラサトシさん&河野文彦さん)の二人が、人気テレビドラマ「孤独のグルメ」の主題歌とオリジナル曲も演奏。

 

続いて「いっぽん!!幸せの日本酒」という著書の原作者、増田彰史氏と奈良の花巴醸造元美吉野醸造の蔵人によるトークセッションが行われました。

 

イベント終了時には、実行委員会の杉原さん(第1部)と上杉さん(第2部)のご挨拶でお開き。和酒業界に精通した方々、そしてボランティアスタッフの方の力なくしてこういったイベントは成り立ちません。

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2部が終わる頃にはすっかり日も落ちていました。

 

「肌寒いから燗を体感。蔵人と話せるブース」

この日はあいにくの雨模様肌寒い中、傘や雨合羽で雨をしのぎながらも、多くの人がカップを傾けます。特に人気なのはメインテーマでもある燗酒。

燗銅壺(燗をつける容器)を扱う「匠屋」の倉林さんをはじめとするスタッフが手慣れた手つきで適温になった燗酒を振る舞います。匠屋HP

 

また豊富な種類のお酒を利き酒するだけではなく、実際に蔵の担当者、また造り手と直接交流の出来る場でもあります。お酒の説明、コンセプトを聞きながら飲むと、さらに味わい深いものです。

個別のお酒のコメントはこちら

 

 

 

「酒以外にも酒器におつまみ。色んな切り口の物販ブース」

一方お酒を楽しむためのお伴、酒器、食材も販売されています。試して気に入ったお酒は一部ボトルで購入することもできます。

これはアクリルの枡に様々な模様が印刷され、見た目にもおしゃれでモダンな「mas mas」。来場の記念になる、和酒フェスオリジナルバージョンも販売されています。masmasHP

 

フードブースのなかには筆者が好んで数度訪れた、代官山地下の隠れ家的カフェ「ボンベイバザー」の牛すじ煮込みもあります。燗酒にはこの上ない相性です。ボンベイバザーHP

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このサイトでも紹介してきました様に、多くの日本酒イベントに参加しましたが、これだけ会場のスペースが確保されていて動きやすく、また参加費が手ごろなものはそうありません。

また土地柄もあってか、若い女性の参加者も多く、若い方中心のイベントです。

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次回は2018年春ごろの開催予定。開催日テーマなどの最新情報は、公式LINEやFacebookから確認できます。一度行けばまた行きたくなること間違いなしのイベント。次回はぜひ会場でお会いしましょう。

和酒フェスFaceBookページ

後編では個別のお酒をコメントでご紹介します