今回で6回目を迎えるという「和酒フェス」に初潜入。当日は生憎の肌寒い天候ながら、多くの美酒を飲み比べんとする参加者の熱気に溢れておりました。味を見た中で好印象だったものを挙げましょう。

 

<臥龍梅>

純米吟醸 誉富士55%:爽やかさフルーティーさ、澄んで果実香が広がる口あたり。まさに白ワインのような、ふくよかで洗練された味わいといえます。
純米吟醸 超辛口:ドライな中に、コメの旨みを感じる。すっきりと引き締まって次の一杯が飲みたくなる酒。

<作>

奏乃智:うまみ、奥行き、非常に幅があり大柄な酒質。きらめく様な酸がしっかりと感じられ、全体を押し広げ、非常に飲み心地の良く、後口も印象に残る。人気銘柄の流石の実力といえます。

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<梅の宿>

風香 純米大吟醸:すっきりとしてまろやか、穏やか。全体の均整がとれ、後口まで雑味のない、清潔感のある一本。

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<竹林>今回のイベントの中では最も大きかった発見、収穫といえるかもしれません。竹林のアイテムはどれもレベルが高く、使用するコメ全量を自社で栽培しているという部分からも、その実力の高さ、こだわりを感じます。

ふかまり 純米大吟醸:旨味とコメの甘みがあり、ほっこりとして口当たりの良い安心して飲める一本。食事の邪魔をしない優しいタッチながら、印象に残る旨み。

泡々酒ストライプ:近年スパークリング日本酒が多くの蔵で発売され、いろいろと試して来ましたが、これだけ色が付いていて濃い黄みのスパークリングは初めてです。熟成感のような旨み、深みがあり、中級から上級者も楽しめる、ひと味違った泡酒に仕上がっています。

<川鶴> 川鶴は日ごろから気に入っている銘柄でもあります。その魅力は透明感があり繊細。細やかな味わいながら後口の丸さ、程良い旨味が口になるところでしょう。
純米吟醸 Wisdom 限定生原酒:限定生原酒Wisdomシリーズはどれも旨みに溢れます。すっきりと上品で包容力があります。この銘柄も艶やかで丸みがあり、旨み、コクが印象に残ります。

<千代の亀>

槽無垢 純米吟醸あらばしり:無濾過、生、原酒、あらばしりの4拍子をそろえたという稀有な酒。原酒好きにはたまらない濃醇で、肉付きの良さと飲みごたえがある酒質。丸み旨味があり、非常にレベルが高い。

<石鎚>この蔵の銘柄も香り味わいに、らしい特徴があり、チーズのようなしっかりと身の詰まった甘いアロマ、幅がある豊かな酒質が、銘柄の差こそあれ全体に見て取れます。

純米吟醸 無濾過 中汲み 山田錦:まろやかでやや幅があり、バランスの取れた王道。口当たりよく、飲み心地の良い、華やかさと広がりを両立させた一本。

<麒麟>

時醸酒:年毎に6種分の製品の違いを味わえる非常に希少な機会。時間の都合で3つほどしか味わえませんでしたが、写真の通り1年違うだけでも色の違いが有り、グラデーションというよりは、それぞれの個性色の出方も全く違います。
それぞれ特有のを持っていて、チーズ、ドライフルーツのようなデザートワイン様の深く、非常に濃醇で複雑な味わいが、口いっぱいに広がります。日本語としては不自然ですが、「飲むつまみ」といえるほど味わい深い、充実した旨口です。

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講習で日本酒の素晴らしさを教えてくださった師でもある、漫才コンビの「にほんしゅ」さんをはじめ、ステージでは生演奏などイベントも随時行われ、酒がすすむと周囲の見ず知らずの方と感想を言い合い日本酒談義が始まるなど、2時間の催しはあっというまに幕引きとなりました。

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