当winelive.net恒例の催事お奨めレポート。
この日は、他イベントでもたまたま甘みが強いけど、やっぱり美味い!というワイン・日本酒が散見され、甘口を敬遠するもったいない人が多い中、この様なタイトルにしました。
さて順不同、さっそくご紹しましょう。
ツィント フンブレヒト ピノ グリ ロッシュ カリケール
「石灰岩」という名前がついた白。じわっと旨味、熟したオレンジのような充実感、メリハリのある酸とともに、ふくらみのある酒質、充実したう旨味を感じます。ボディから余韻まで流れる様に、繊細に、心地よく流れます。
担当の信頼置ける販売員の方によると、「山椒」を使った料理に合わせて欲しい、とのこと。
マス ド ドマ ガサック マス ド ドマ ガサック ブラン 2016
シャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、シュナンブランなどの貴腐化したブドウと全21種類の葡萄品種を用いる稀有なブレンドのワイン。オレンジ、バナナ、洋梨など複雑な果実味、そのフレーバー味わいには、ほのかな甘いタッチにハチミツや、細やかな酸、熟した旨みが散りばめられています。
開けて3日目のものは、ナッツ、オリーブのような風味やグレープフルーツの皮の苦味まで、より円熟味を増していました。少し値は張りますがその価値があるワインです。
(4/15朝の時点で残り一本でした。売り切れの際は同社の3000円台の赤もお奨めです。)
ファビアン コシュ ブルゴーニュ アリゴテ 2015
透明感があり、熟したりんご、梨、蜜っぽい風味を中心に透明感があり、すっきりしたタッチの風味。やや硬さを感じつつ、後半ぐっとミネラルが広がり、塩っぽさが残ります。
アリゴテはやせた青っぽいものが多いですが、これは熟した黄色のタッチがあります。
シャトー デュクリュ ボカイユ オルトヴィ 2010
少し青みは残っているものの、ボルドーらしい品の良さ、華やかさ、こなれた旨みを持ちます。良年VTで熟成感も出始めたところ。まだ数年寝かせられます。
ローリー ガスマン ゲヴェルツトラミネール
ジンジャーの風味にプラスして、しっかりと甘い浜旨みを感じるボリュームのある味わい。フォアグラや青カビのチーズなどと合わせれば至福。辛口好きの方、またはメタボになることを気にしていては飲めない甘旨ワイン。たっぷりとして華やかです
アンドレボノーム ヴィレクレッセ
樹齢60年以上の葡萄モチーフ新樽率も15パーセントと低めに抑えている。塩味、ドライで後味に軽い苦味も感じる。グレープフルーツの皮のような柑橘の風味。塩味の焼き鳥などに合うでしょう。
レアンドル シュヴァリエ ブラン ノワール ヴァン ド フランス
カベルネ・ソーヴィニヨンの白100パーセント。塩レモンやライムオレンジといった柑橘類を中心に、複合的な要素がたくさん詰まった、他に類を見ない白ワイン。グラマラスなボリュームこそありませんが、透明感のある酒質にエキスと、若干霞みがかった様な黒ブドウの風味がアクセントになるなど、赤ワインのタッチも見え隠れします。
トロ ボー アロース コルトン 2014
しっとりとした果実味、透明感に、パリッとしたわずかな樽香がアクセントとなります。薄くても旨みが出せるというピノノワールのお手本も1つといえるワインです。そろそろ開いてきて今後が楽しみなVTでもあります。
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