大リーグ、各スタジアムのホットドッグ10種に、それぞれどんなワインが合うかという記事。

ここではそのうち、かつてイチロー選手が在籍したシアトルとダルビッシュ投手が移籍したばかりのロサンゼルス、2つの「ホットドッグ&ワインのマリアージュ」をご紹介!

以下 ワインサイト vivino.com による記事

https://www.vivino.com/wine-news/hot-dogs-and-wine-pairing

(元記事、全ての組み合わせを見たい方はこちら。英語サイト)

hotdog

The Seattle-Style Dog (シアトル スタイル ドッグ) シアトル・マリナーズ

トーストしたバンズにフランク又はソーセージのグリルとクリームチーズ、グリルドオニオン、ハラペーニョ、キャベツが添えられる。ソースはバーベキュー、サルサ、シラチャソース(タイ製のチリソース)から選べる。

このホットドッグはピノ・グリと完璧な相性。この品種のスパイシーさ、スモーキーさがグリルの風味やクリーミーな要素に、ぶつかり合いながらもよく合い、スパイス好きにはたまらない。ただピノ・グリがスパイスの余韻もうまく消し去り、口の中をリフレッシュし脂っこさも残らないことができるそのため、次がすすむ組み合わせ。

フランスのアルザスかイタリアのアルトアディジェからボトルを探すと良い。

Ponzi-Pinot-Gris

 

The Dodger Dog (ドジャー・ドッグ) ロサンゼルス・ドジャーズ

スチームされたバンズに焼くまたはこちらもスチームされた、長い豚肉のソーセージ、生のスライスオニオンにケチャップ、マスタードというシンプルなホットドック。

グルナッシュと最高の相性。色合いが明るく、ストロベリーの風味がするグルナッシュ。

数世紀にも渡りパーティーワインとして気軽に飲まれてきたが、ホットドッグとの相性でその存在感は一気に増す。

ミディアムボディーでタンニン(渋み)が少ないグルナッシュは、アメリカ人であれば幼少期にホットドッグとともに飲んだ「フルーツパンチ」(パイナップルジュースとジンジャーエールのミックス等)と同じように最高の相性で、まさにフルーツパンチのワイン版である。

Lirac

ここから winelive解説

スポーツ観戦のお供に片手で食べられるホットドッグやスナックフード。近年では野球・サッカー場のスタジアムグルメもレベルアップ、レパートリーが増え、注目度も増しています。しかしそのお供には必ずビールと相場が決まっており、これが私にとってはとても残念です。こういう時こそフレッシュなワインや日本酒と合わせると選択肢が広がり、楽しさも増すと思うのですが。

最近によってになってようやく一部の野球場で日本酒サーバが導入されるなどこれから少しずつ広まっていくかもしれませんが、ワイン日本酒の消費の伸びには、こういった誰もが気軽に楽しめる場でこそ、飲める選択肢を増やしていただきたいものです。

ちなみに私はJリーグの試合をよく見に行きますが、当然スタジアムはガラスのボトルは持ち込み御法度ですので、ペットボトルのワインや日本酒、かつスクリューキャップの普及も待たれるところです。