岡山のdomaine tetta と、大阪の仲村わいん工房。名前もラベルも、あまりにも好対照なこの2生産者の飲み比べが、様々なイベントの企画で発信力もあり、品ぞろえも豊富なワインショップ「ウィルトス」さんで行われました。

domaine tettaはワイン造りが3年目と、歴史の浅いワイナリーですが、日本では大変少ない石灰質土壌の土地に目をつけ、硬質感と骨格そして熟成能力のあるワインが特徴です。

一方仲村わいん工房。今でこそ知る人は人は少ないですが、戦前は全国屈指の面積であった大阪の葡萄畑。その中で先代が始められた畑を丹念に葡萄栽培を続けてこられた、いわば「元祖ドメーヌ」。自らの畑を熟知し、どう育てるべきか知り尽くしている名栽培家のワインは、安いレンジから元気なぶどうの風味がじわじわと伝わってくる名作が多いです。

そして関西ワイン試飲会の時も触れましたが、ここの高級レンジの赤のバックヴィンテージはとてつもない複雑さ、厚みを持ち、世界に通用するどころか有名銘柄もいくつか打ち負かしそうな素晴らしいものです。この日も最後にそんなワインに出会えました。

関西ワイン試飲会の記事はコチラ

 

domaine tetta

1.ソーヴィニヨンブラン
ややゆるさもあるの青さ、グレープフルーツのようなジューシーさを感じる。少しさっぱりとして、切れの中にもはんなりとした果実味がある。
アフターに軽い苦味があり、アクセントとなる。透明感はあるが、まだ少し固さ残る印象。
1,2年待つのがベスト。

 

2.シャルドネ
スキンコンタクトで仕上げる。ハリのある、吟醸香のような通った香り。全体的にはまだ、くすみ、こもり気味。口当たりにまろやかさや丸い果実感が僅かにあり、時間と共に細やかながらそれが徐々に現れる。こちらも軽い苦味がアクセントとなり、バニラのような風味も少し入る。

 

6.ロゼ ド セニエ
透明感がありつつ、赤みが強い色合い。香りに少しピーナッツっような白い香ばしさがあり、味わいにもまだ青さ、酸の固さが残る。白ワインの固いミネラルにピンクペッパーの様のような風味が少し混じるような、かっちりとした味わい。これも1,2年で化ける可能性がある。

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7.カベルネフラン
20%樽を使用。酵母由来の(軽く納豆っぽい)香り。華やかさ、旨みに塩っぽさが重なり、ポテンシャルの高さを感じる。熟成を待てば複雑な味わいが出てきそう。

 

8.メルロ
軽いスパイシーさ、若干の埃っぽさを感じる。アタックはメリハリがあるが、余韻はまだ広がらない。後半に塩みが少し残るような味わい。少し待つとメルロらしい艶やかさが出る。

 

仲村わいん工房

3.仕合わせの白
口当たりの開き方に華やかさ、甘いフルーツ味が感じられる。バランスよく、細かな旨みが感じられるが、流れるようでしつこさは無い。酸と旨味のくっつき方は海外の優れた生産者のものというような質の高さ。

 

4.シュナンブラン
まだ若さ硬さが残るが、グレープフルーツのような艶やかさ、軽いふくらみが見て取れる。
余韻の細かさ、風合いのの良さから、品のよさを感じる。

 

5.さちこ手造りわいん シルバー
ニュージーランドのソーヴィニヨンブランのようなアロマ。青さとぶどうの種のような感じが味に残る。

 

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9.ゴールド  がんこおやじの手造りわいん
鮮やかな赤やワイルドでボリュームのある香り。とろみや軽いコク。茎の部分の青い風味はあるが、適度にほどけており、軽やかな旨みも相まって嫌な残り方はしない。アフターに塩みと旨みが出るが溌溂とした酸味も重なり、構成が豊か。

 

10.大阪メルロ 2010
凝縮感がずば抜けており、イタリアのボルゲリ地方の赤ワインのようなコク、ボリュームがある。集中力が半端なく、フルボディで複雑なタイプの赤ワインとしては、世界屈指のレベルといえる。
すでに飲み頃で、複雑ではあるが、さらに数年置いて、さらなる複雑で奥ゆかしい果実の旨みを感じるのも良い。

 

 

domaine tettaは日本ワイン愛好家の間で注目され始めているので、しばらくは安泰でしょう。
仲村わいん工房のワインは、日本ワインをまだそれほど飲んでいない人にも広く飲んでもらいたいですね!

 

最後までお読み頂きありがとうございました!

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