いつもお読み頂きありがとうございます、「竹林」醸造元、丸本酒造の6代目、丸本と申します。
今回はこれまでのお話を少し整理します。
第5回でお話ししたのは「ワインと違い、日本酒の味は、原料以上に酒蔵の方針や技術に左右される」。
第6回は「酒造りの現場では、様々な用途にお米が処理され、その理想的な米の特性は異なる」。
第7回目は「米の品質は、穀物検査だけでなく、生育により、つまり田んぼごとに多くの違いが内在しているが、これらは区別されて流通しない」。
であれば、蔵人たちが気持ち良くお酒が造れるよう、用途ごとに理想的な米質に揃えて栽培してはどうでしょう。
ワイナリーの畑に対するこだわりには頭の下がる思いですが、酒蔵も「穀物検査」による「等級」だけを盲信せず、圃場に向かいましょう。
農家の方では感じ得ない、”蔵人が感じ取れる”ものがあります。蔵人たちが田んぼと対話し、そのノウハウを構築すると、日本酒はもっと完成されていきます。これが蔵人による酒米栽培の本当の価値です。
言うは易し行うは難しで、、、、でも明らかに取り巻く環境は良くなってきました。
注)穀物検査がナンセンスと言うのではありません。
第1回から7回の連載バックナンバーは下記よりお読み頂けます。
http://www.winelive.net/guestarticle.html
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