昨年「旅する新虎マーケット」で初めて出会い、今回で74回目を迎える「日本酒文化のを楽しむ会」でついに6代目八木社長にお目にかかることが出来ました。ちなみに半被を着てらっしゃる左の方が主催者の杉原さんです、念のため。愛媛の酒利き酒会の際に「シルバーレーベル」にすっかり虜になった山丹正宗(八木酒造部)。
また、この日は日本酒好きで各蔵のお酒のイメージで曲まで作ってしまうほどでもあるロックな三味線奏者山影匡瑠さんがゲスト。斜め前の特等席でロックな、時に情熱的な、三味線の演奏を楽しませてもらうことができました。
八木酒造部は愛媛県今治市の蔵。山田錦、雄町などの酒米よりも地元に根ざしたものということで極力愛媛の酒米、独自の品種のものを用いています。そのこともあり、軽やかで繊細な味わいの中に緻密で細やかな旨味が感じられます。
この日供されたのは、愛媛の郷土料理、名産品ばかり
以下がメニューですが全て写真を取り忘れる失態を犯しましたのでご容赦下さい。
じゃこ天のチーズ焼き
大洲コロッケ(里芋を用いた芋炊きをコロッケに入れたもの)
鰤の塩焼き
ぜんざんき(東予地方の鶏の唐揚げ)
蛸めし
純米大吟醸 松山三井
松山三井は元々飯米ですが、愛媛高知では、現在酒造りに用いる蔵も増えている。県内産松山三井を50%精米。
細かく優しい甘みがあり、緻密でふわりとした酒質。余韻まで雑味なく、穏やかな味わいで、じゃこ天の軽い苦味にとても合います。
純米吟醸 しずく媛
しずく媛は松山三井品種改良したもの
ふくよかさじわりとした旨み、味の幅とまったり感があるが、あくまでタッチは繊細な。大洲コロッケの里芋に負けない豊かさ、旨みがあります。溶けた米の香りはありますが、味はもたつきません。
松山三井 吟醸
綺麗ですっきりとした味わい、透明感があり、こちらもじゃこ天に、そして鰤の塩焼きにも合います。冷え目でも美味しくいただけます。
短竿渡舟
山田錦の親と言われる品種。県内の契約栽培米を使用。
アルコールの旨味、辛味、キレが一番出ます。酸も少し入り、マンゴーやパインのようなトロピカルなタッチの風味もあります。ぜんざんきの鶏肉の繊維質に合うので、豚肉にもある程度合わせることが出来そうです。
新春しぼりたて
丸みがあり、ハーブのような清々しさがあります。極軽い甘み、辛すぎない中盤から余韻のタッチと飲み心地が良い。薫り高く旨みのある蛸飯に合いました。
純米酒 フクヒカリ
フクヒカリは飯米で早稲の品種。新政で知られる6号酵母を使ったもの。
マスカット、ライチのようなフルーティーさ、今日の中では他にないふくよかさがあり、ほっこりとしています。どこと無く栗のような柔らかくも香ばしい余韻が印象的です。
この日は編集長が好みのシルバーレーベルこそありませんでしたが、どれもシルバーレーベルとの差も少なく、今まで何度も飲んだ中でも一度もがっかりしたことの無い味わいの安定度はこの日も健在でした。
伊予賀儀屋、千代の亀など素晴らしいお酒が他にもある愛媛県。早く訪れたくて、うずうずしてしまいます。
八木酒造部HP
山影匡瑠さんTwitter
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