隔月、渋谷で行われている「学ばない!ワインの遊び場withソムリエ」。

文字通り、暗記や勉強はすっとばして、飲みながら、より楽しめる選び方、保管の仕方、飲み方が身につくセミナー要素もある飲み会です。

 

前回の第一回目のテーマは、ざっくりまとめると「酸化」でした。ワインの味を決めるのも、保管も全て「酸」を中心に起こります。今回のメインテーマはの酸化の中の一要素「熟成」についてです。

今回の項目は以下の4つ

<熟成による色、香り、味の変化>

<落ち込んだ時に熟成ワイン?タイプ別の飲む場面>

<熟成能力とワインの価格>

<食事との相性(マリアージュ)>

 

 

<熟成による色、香り、味の変化>

いわば瓶の中で時間をかけてゆっくりと酸化するのが瓶熟成。ボトルを空けた後の一般的な酸化とは明らかに違う変化を見せます。この日は2006年の白と2017年のヌーヴォー2013年2006年のキャンティクラシコ(メーカー違い)を飲み比べしました。

 

 

左から

<ジャン マルク ボワイヨ> ブルゴーニュ アリゴテ 2006
<ジョセフ ドルーアン> ボージョレ ヴィラージュ ヌーヴォー 2017

<ロッカ デッレ マチエ> キャンティ クラッシコ 2013

<コッレ ルンゴ> キャンティ クラッシコ 2006

まず熟成による色の変化ですが、ヌーヴォーは青みがかった濃い紫に対して、2013年、2006年は赤みが落ち着き、端に茶味やオレンジがかったような色合いが出ています。
色の変化に伴い香りももちろん違います、はっきりとした。フルーツの香りがありながら、固くツンとしたイメージもある2017年に対して、13年、06年は生のフルーツそのものというよりも、若干の香ばしさやドライフルーツのような香り、アロマが出ています。
味も、若いワイン(ヌーヴォー)には派手さや強さアタックのメリハリ、味わいのわかりやすさや、爽やかさと同時にフレッシュ感が出ます。

 

<落ち込んだ時に熟成ワイン?タイプ別の飲む場面>
それに対し熟成したものには、優しさやまろやかさ、深み、旨味があります。
この日は熟成したワインの楽しみ方、場面として、人間生きていれば誰しも訪れる疲れ、虚無感、悔しさ、落ち込みといった沈んだ時に飲むという手もあると説明しました。騒がしい人より、寄り添ってくれる人の方がありがたい状況では、メリハリがある若いワインよりは熟成したワイン。向き不向きを想像してみて下さい。
時間もかけて酸いも甘いも内包した熟成したワインは、時間をかけて、ゆっくりと飲み手がワインに寄り添い、ワインも人に寄り添うことができる存在です。
もちろん熟成というのもすれば良いというものでもありません。熟成をしすぎて正直おいしくないものをピークは過ぎたと言います。また味わいもメリハリがない分、少しぼやけたような印象もあり、体調が悪かったり鼻が詰まっていたりすると特徴を捉えられないような細やかな味わいでもあります。

もちろん若いワインにもメリットはあります。若いワインにはエネルギーを感じますので、元気をもらいたいときや、気温が少し高いときにはもってこいです。暑いときに熟成したワインなんか飲みたくありません。

 

<熟成能力とワインの価格>

熟成能力又はポテンシャルというワードよく使います。実はワインの値段の殆どに影響与えるのがこれ熟成能力があるほど高くなり、早飲みのワインほど安い傾向があります。つまりフレッシュなワインを明日飲みたい場合、わざわざ高いものを選ぶ必要ありません。
逆に子供が生まれた時に飲みたいのでという理由の購入では、安物買いをしてはいけません。

どうしてもわれわれは「高いものがいいもの」という物差しで測りがちですが、日本に輸入されてくる2000円超えるワインは、現地では1000円ちょっと。3000円台のワインであれば充分「高級品」です。
実はこれこそがワインを楽しむ最大の武器。「高いものがいいものの理論」から脱却すれば、安くて自分にあったお気に入りの一本を見つけることができるのが、ワインの最大の魅力ではないでしょうか?何せ日本のように世界で最も恵まれたワイン市場では、ワインも選びたい放題ですから!

 

<食事との相性(マリアージュ)>

香ばしくあがったイベリコ豚のパテそれはヌーヴォーよりも樽使っているキャンティクラシコ2013年の方が合います。

焼き餃子。イタリアにはラビオリという料理があります。小さくて中にひき肉などの詰め物をしたスープ餃子だと思っていただければ良いでしょうか。よってイタリアワインでも合う要素はあります。餃子のタレが辛めなこともあり、コクがある白にも合いますが、熟成したこのような赤ワインでも合わせられます。

ちなみに、スペインや南イタリア、南フランスの熟成したワインは濃さが緩和され、スパイスの風味などが出てくるので、中華に合うことが多いです。


ワインを飲むとき困ったら肉じゃが。今日の熟成した白ワイン、フレッシュなヌーヴォー、やや熟成した赤ワインなどはストレートも肉じゃがとはケンカはしません。合わせにくいものがあるとすると、とてもフレッシュな軽い白ワインか重厚な赤ワインぐらいです。同様の万能料理に、肉野菜炒め、なんてのもあります。

 

 

白ワインのおつまみに困ったら、チーズやきのこのソテーなどが鉄板の組合せです。

チーズは赤ワインと思っている方も多いでしょうが、そもそもチーズの色はほとんどが白より、チーズの種類もワインによって合うものが変わるなど、より高度な組合せが要求されます。

いかがでしたか?気分や食べ物に応じてボトルにかかれたヴィンテージという「数字」をどう扱えばよいか、少しお分かり頂けたと思います。

次回は2月23日金曜日、ワインと交互に行っている「第1回(改)今熱い!おしゃれ酒との出会い場with日本酒ナビゲーター」が行われます。同じお酒の出荷時期違いやフレッシュな雪解け酒vs熟成酒など、面白い飲み比べをご用意してお待ちしております。

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最後までお読み頂きありがとうございました!

 

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