先日第1回目の「学ばない!ワインの遊び場withソムリエ」が開催され、編集長が案内役を担当しました。

勉強会というほど、書いたり覚えなくて良い、飲み会というには為になることも知れる、という今まであまりなかったイベントを、隔月でレギュラー開催することにしました。

(開催しない月に、日本酒ヴァージョン「今熱い!おしゃれ酒との出会い場with日本酒ナビゲーター」が開催されます。初回は12/20、詳細へのリンクは記事一番下に記載します。)

この会の冒頭挨拶でも言いましたが、最大の目的は、「ワインの薄っぺらい説明書を作る、(厚くないやつ)」ということ。これは私のライフワークとも言えます。

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皆さんがお店でボトルのワインを買われたとき、そこに説明書はありません。
ただし知っておくべき飲み頃、温度、保管方法などがあります。もちろんご自身で試行錯誤されて、方法を見つけるということも出来ますが、多くの方が間違った知識で損をしているという状況も見受けられます。

家電の説明書を見るときに「覚える」人はいません。必要に応じたページだけ見る人、1ページ目から一通り目を通す人、まちまちです。ワインもそうあるべきだと考えます。
私がこのセミナー兼ワイン会でお伝えしたかったのは、品種、生産地、生産者よりも、まずそれが大事ということです。

当サイトでは、この会に参加頂いてはじめて分かる内容を、惜しげもなく披露します。

説明書は広く、皆さんの為であるべきだからです(ただし会に参加して頂いた方が「実感」出来ます。

下記の項目別に、会の模様をレヴューします。

「味と保存、ワインの鍵となる酸について」

「比較を意識してテイスティング」

「ワインの要素を知り、味を救う100%ジュース」

「飲みながら何でも聞ける!フリー質問コーナー」

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「味と保存、ワインの鍵となる酸について」
初回は「ワインの鍵」の大前提として、酸の話を主にしました。酸と聞くと酸っぱいというイメージがあるでしょうが、それだけではありません。もちろん白ワインにおいて清涼感、フレッシュ感を出すのも酸ですが、それはクエン酸、リンゴ酸などです。アミノ酸、だと旨みになりますし、乳酸はまろやかさ、酢酸だと悪い要素です。
またワインの保管にも、酸が関わってくるのです。いわゆる酸素です。酸化とも言いますね。良い意味で捉えると熟成です。この酸化も酸素の量、時間、温度、の3要素によって変わってくる、ということを意識しておられる方は少ないでしょう。
つまりボトルの保管は、温度が低いほど味が進みにくくなり、触れる酸素の量が少なければ、それだけ味を保てるということです。

「比較を意識してテイスティング」
この日はワインを種類別に、白の軽いものと重い物をまず飲み比べ、そしてロゼのスパークリング、赤の軽いものと重い物の飲みくらべ、さらに重たい赤ワインは前日に開けたもの、開けたてのもの、デカンタを通して空気に触れさせた(酸化させた)ものを飲み比べます。

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商品名他スペックの資料は作ったものの「気にしなくていいです、裏返して下さい」と言ったくらいですので、産地、品種、生産者はまずは置いておいて味に集中します。

読んで下さってる方は、気になるかも知れませんので一応下に記します。(覚える意味がない様、あえて超メジャー品種は一つも入れていません)

アルゼンチン メンドーサ <チャカナ> トロンテス

フランス アルザス <ボット ゲイル> レゼレモン ゲヴェルツトラミネール

ロゼ

宮崎 <都農ワイン> キャンベルアーリーロゼ スパークリング

スペイン ヴァレンシア <セジェ デル ロウレ> サフラ

アルゼンチン メンドーサ <チャカナ> マルベック(前日、当日抜栓、デカンティングの3種)

白ワインに関しては、2つの味わいがあまりにも対照的なのでびっくりされている方が多かったです。女性にうける華やかな、ライチなどの香りの「ゲヴェルツトラミネール」という品種は、やはりこの日も女性陣に好評でした。こうして気になったものだけ「品種・産地」を覚えていくと良いでしょう。

また赤ワインは前日に開けたものと当日の開けたてだと、味が大きく違い、これも皆さんビックリされていました。特にその後前日開けたものを、さらにデカンタで開かせると、千円台のワインにもかかわらず、大きく化け複雑に変わり、私自身も驚くほどポテンシャルを発揮しました。

「ワインの要素を知り、味を救う100%ジュース」
また初回からジュースで割るという、禁断の飲み方にも挑戦しました。実はこれ、とても有効です。

残念ながらご自身の好みに合わないワイン、又は日数が立ちすぎて古くなったワインは、トニックウォーターやソーダ、清涼飲料水や100パーセント果汁で割ると見違えるほど美味しいカクテルに変わることがあります。そしてなぜか、おいしいワインより美味しくないワインの方が良くできます。
しかもこのジュース、赤ワイン白ワインの特性を知る手がかりにもなります。100パーセントジュースを果実の種類別に見ていきましょう。
赤白どちらが合うでしょうか?下にまとめてみました。
白:りんご、レモン、ピーチ、グレープフルーツ

赤:グレープ

どちらにも合う:オレンジ、パイナップル
これらが合うということは、りんごのリンゴ酸やレモンのクエン酸といった風に、赤ワイン白ワインそれぞれに、そのジュースの要素が隠されているからです。

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「飲みながら何でも聞ける!フリー質問コーナー」
このセミナー兼ワイン会では私が、案内役が一方的に話すわけではありません。
上記項目をざっくりお伝えした後は、あくまで飲みながら、皆さんからのフリーの質問タイム。

*ブショネ(コルク臭とは)?

フランス語のブションbouchon=コルクから来ている言葉。コルク臭はコルクの部分に雑菌などがついて、それがワインの香味全体に悪い影響与えること。近年ではその数がめっきり減りましたが、こういったワインが出てくれば、ワインショップ・レストランで返品可能です。ただこのブショネ、程度がまちまちですので、ごく軽いものは一般の方は気付かれない場合もあります。
ただ一度わかると嗅覚味覚のセンサーが働き、過敏になり、わかりやすくなります。他に返品できる唯一の理由としては「熱劣化」があります。

(ブショネに関して話している部分の動画です。あわせてご覧ください)

*レストランでのテイスティングはどうすればよいのか?

レストランでのテイスティングはこのブショネを見分けるためにあります。
よって香りでブショネと判断出来れば、味を見る前に返品するのです。香りで分かれば口に含む必要すらありません。

*スパークリングワインを開けるとき、吹き出さないようにする方法は?

スパークリングワインはよく冷やせば吹き出さなくなります。開ける前には冷蔵庫で温度を下げましょう。ただし飲むときはその温度だと冷たすぎるので、少し待つか、急ぐ場合はグラスを手で温めて、少し高い温度で美味しく頂きましょう。特にシャンパーニュ、プランチャコルタなど高級品は低い温度では本来の味の深みを発揮できません。以下温度の目安

冷蔵庫 庫内温度 5℃

プロセッコ、アスティなど手ごろなスパークリング 8-10℃

シャンパーニュ、プランチャコルタ他瓶内2次発酵のもの 10-12℃(世間で言われているよりあえて高めに書いています)

*賢いワインの買い方は?
以前の記事にも書きましたが、ワインを買う最悪のタイミングというのは、お店に着いたばかりの時。新商品、つまり長旅の直後のワインです。

輸送時の振動というのは、ワインに驚くほど、ストレスを与えます。海外から来たものなら、輸入後すぐが良くありません。つまり「新発売」が一番よくないのです。同様にお店から家に持って帰って直後も飲みどきではありません余裕があれば飲むワインは数日前に買っておいて、休ませることが重要です。

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初回からとてもたくさんの大切なことをお伝えすることができました。こうして文章化すると、やはり「ワインは覚えるべきことが多いのでは」と言われてしまいそうです。

しかし、おいしく飲むことが目的、その為のコツを必要な時に必要なだけ取り出す、という気軽に、かつ現実的に考えて頂くのが、逆に「ワインを極める」最短ルートなのです。

最後までお読み頂きありがとうございました!

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