ただいま開催中(10月1日夕方まで)のイタリア展。伊勢丹新宿店で行われる催事の中でも最も混み合い、人気のある催事。

私、編集長が「おすすめワインは何?」と最も聞かれる一週間でもあります。今回は1点を除いて、全て 5千円以下のおすすめを、計10点ご紹介します。

 

<白泡>

ロンバルディア州  ビオンデッリ社 フランチャコルタ NV  ¥4,320

香りは伸びやかで、すっきりとしつつ、幾分クリーミーな部分も。ややチョークのような細く引き締まった酒質からアフターに僅かな青さ感じます。

このタイプは時間が経つと味わいが変わってくる可能性が高いですので、泡が落ち着いた2日目も興味深い。焼き野菜やバーニャカウダと楽しめそうです。

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<赤泡>

エミリア・ロマーニャ州  カプラリ社 ランブルスコ ボッリーノ セッコ NV  ¥2,160

赤紫の果実の風味が引き締まって鼻に抜けていき、それと共にバルサミコのような煮詰めて凝縮した様なアロマがあります。程良い深み、果実味が広がる、それでいて甘くならない辛口、大人のランブルスコ。

産地のエミリア・ロマーニャは食材の宝庫ですが、この地のパルマ産生ハム、パルミジャーノ・レッジャーノ、バルサミコ酢とは、この上ないマッチングを見せます。

 

<白泡>

シチリア州  ジゾラ社(マッツェイ家) アジーザ  2015   ¥3,024

(2014VT以降、造られ始めて間もない新商品)

爽やかで軽い苦みとまろやかさを持つ。アフターはフルーティーで華やか。同社らしい、穏やかでバランス良い食中酒。軽いチーズとも合いそうですし、やや温度を上げても面白そう。

 

トスカーナ州  コラッツィ社 オットムーリ 2016   ¥3,780

(かつてこのサイトでもご紹介したとおり「カンパーニャ州」で主役級の品種がトスカーナで仕込まれる珍しいパターン)

透明感があり、香ばしく、細やかでクリスピーな味わい。酸は低くスムーズ。ミネラルが中心に程よくあり、口当たりの良い白ワイン。天ぷらと絶妙の相性を見せそうです。

 

トレンティーノ・アルト・アディジェ州  コルテレンツィオ社 ラフォア シャルドネ 2015 ¥6,264

(私は勝手に愛称「ジュディ・オング・ラベル」と呼んでいる上級シリーズ)

ミネラルを中心とした、華やかなすっきりとしたアロマに、クリーミーさやバニラの風味がアクセントとして入ります。滑らかでいて香ばしい味わい。これも品良く、文句なしに旨いといえるバランス、広がりがあります。余韻もずっと残り、なーんてー滑らかー!!

 

<赤>

ヴェネト州  コッリ ヴィチェンツィーニ社 ピノネロ コッリ ヴィチェンツィーニ ¥2,160

淡く透明感がある、赤く淡い香りの中に、樽の香ばしさがアクセントとして入ります。あっさりとしてきれいなタッチ。ブルゴーニュのピノ・ノワールとはまた違う魅力がある、チャーミングな口当たり。焼鳥の、あえて塩と合わせるのが面白そうです。

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ラツィオ州  カサーレ デル ジリオ社 チェザネーゼ 2014  ¥2,160

この数年お勧めし続けている生産者。最近は国際品種から地場葡萄に活躍の場を広げ、このチェザネーゼもこの地固有の葡萄。淡いチェリーを中心とした風味。

淡く透明感があり、軽やかで飲み心地の良い赤ワイン。細やかなところまで良くできており、甘さや物足りなさは意外なほど感じません。焼鳥のタレやハンバーグ、つくねなどに合いそうです。

 

ヴェネト州  イナマ社 カンポ デル ラーゴ メルロ 2013 ¥4,320

(限定品で既に半分ほど売れているので完売する可能性が高いです、お早めに)

香りが華やかで複雑、広がりがあります。10年から20年前によくあった、ボルドーや日本のメルロ、カベルネのような、懐かしい青い風味(ピーマン香?)がありますが、同時に上品で伸びのある香りでもあります。

渋みはそれほど感じず、こなれた旨み、しなやかなタッチで、ひと口含めば上質なワインであることは充分分かります。

 

 

ピエモンテ州  アルビーノ ロッカ社 ラ ロッカ コルテーゼ 2014   ¥4,320

香ばしさクリーミーさ、伸び、ミネラルが適度で、やや青リンゴのような風味があります。さっぱりとした酒質ながらアフターにかけてややまったりとした、落ち着いた味わいが出ます。これもとてもバランスの良い食中酒としていえます。

 

ピエモンテ州  ロベルト・ヴォエルツィオ社 ランゲ ネッビオーロ ディサンフランチェスコ 2014  ¥5,400

(試飲したのは抜栓後2日目のもの)

かつては長く寝かせられる代わりに開けたてはガチガチだったヴォエルツィオさま。多少改良された様です。他の生産者が尊敬・意識するほどの大物)

華やかさ、細やかな旨味がある。ネッビオーロの特有の薔薇などを中心としたフローラル、赤く華やかな果実のアロマ。イタリアワイン好きであれば軽んじることはできない王道の細やかな香味。これがこの値段で買えるのはお値打ち。大きなグラスで単体で飲めるのでつまみは塩焼きの牛かサラミのみでも可。

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今までのように3千円までで、「これはすごい」というワインがなかなか見つけにくかったことは正直に残念ですが、今回ご紹介したワインはどれもコストパフォーマンスは非常に高いといえます。ぜひお買い物の参考になさってみてください!

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