職場の勉強会のご意見番として参加の勉強会、第2回
今回は白ワインを飲み比べるという企画で飲み比べたのは以下の5種類。
合わせた食材は
柚子大根・ハーブガーリッククリームチーズ・プロセスチーズ
生ハム・麻婆風茄子・鴨肉スモーク・レンコンはさみ揚げ・ポテトサラダ・かぼちゃサラダ
それぞれのワインにいくつかの食材を組合せ、相性を5段階評価(最高が5)でつけています。
伊 ピエモンテ州 デルテット ロエロ アルネイス
ハーブや桃、ピンクペッパー、洋梨などのミネラル塩みが支配的。青りんごを中心とした華やかで伸びのある果実のフレーバーが中心。
柚子大根 4
ハーブガーリッククリームチーズ 5
プロセスチーズ 4
生ハム 5
やはり、洋食、イタ飯、バルフードに幅広く合いました。驚くほど意外性がなかったです。
日 山梨 メルシャン 甲州 岩崎
香は穏やか、その中にわずかに杉、ハッカ、和梨など繊細で、みずみずしい、青みのある香りがあります。味わいはうっすらとして透明感があり繊細。みずみずしい。
(二日後改めて飲み直したのですが、ミネラルが開いて表情が出てきました。開けたてはその表情が豊かには出ません。)
柚子大根 5
レンコンはさみ揚げ 4
生ハム 2
ポテトサラダ 3
ゆず大根とは無類の相性の良さでした。それ以外だとワインが(あくまで開けたてだと)負ける印象。艶やかな分、食材を支えきれない。特に塩味ある洋食は難しい。)
米 カリフォルニア州 パインリッジ シュナンブラン ヴィオニエ
パッションフルーツやパイン、ライチやバラなどの香りが少しずつ複雑に入り交じります。
塩味を感じ、かつオイリーでとろみ、中程度に肉付きを感じます。
比較的飲みごたえ主張があるタイプ。
生ハム 4
ハーブガーリッククリームチーズ 4
かぼちゃサラダ 3
鴨肉スモーク 4
単体ではしっかり目で悪い味ではないが、食事にはどれも無難に合う分、これといった最高の組合せは見当たらず。やや飲み応えのあるワインが欲しい時に重宝。
仏 ラングドック ガイダ ヴィオニエ
ピンクペッパーやアカシアの花、少しゴムのようなこもった香りや、洋梨のフレーバーなどがあります。
グラマラスでたっぷりとした果実にアルコール感も伴い、口いっぱいにフレーバーがしっかりと広がります。
鴨肉スモーク 4
レンコンはさみ揚げ 3
ポテトサラダ 4.5
プロセスチーズ 3
ボリュームある分やや大味感。味が濃ければそこそこ合うが、今度はあっさりした味付け、食材のものは負ける。ピッツァなら面白かったかも
伊 アルトアディジェ州 サンポール パッション ゲヴェルツトラミネール
優れた畑の葡萄から選りすぐられたワイン。色付きは非常に濃く、またライチなどの品種固有の香りに杏、キンモクセイなどゴージャスなアロマが立ちます。
味わいはやや甘みが広がる中辛口、たっぷりとした口当たりの割にはミネラルは細かく、酸は低め。フルーティーでボリュームのある味わいです。
麻婆風茄子 4
鴨肉スモーク 4
生ハム 4.5
ポテトサラダ 3
やや甘みとグラマラスさが過ぎて、茄子が意外と合わせきれなかった。もう少し時間を置いて開かせる(落ち着かせる)とより食中酒らしくなりそうです。
マリアージュは、やはり実際合わせてみないと、細かい本当のところは分からないものですね。
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