ウッディファーム(山形県かみのやま市)はシャルドネ2016を、北海道ワイン(北海道小樽市)は鶴沼シリーズ2015のリリースをそれぞれ発表。

 

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ウッディファーム醸造担当の金原氏はシャルドネ2016について「今回はタンク発酵、タンク貯蔵、MLFなしのロットと新樽発酵、樽貯蔵8ヵ月半、MLFなしのロットを約6対4の割合でブレンドしています。

新樽ロットをレギュラーの方にブレンドしてしまう葛藤はありましたが、いままでのシャルドネより奥行き、馥郁とした風味が表現されていると思います。」とコメント。参考価格税別2,200円。

 

一方同社の単一畑キュヴェ「植ノ山シャルドネ2016」はさらなる熟成を待つため発売延期が併せて発表された。出来は順調な様子でリリースが楽しみだ。

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単一畑 植ノ山

ウッディファームHP

http://www.woodyfarm.com/

 

北海道ワインの鶴沼シリーズは空知・浦臼町の自社畑のブドウを用いており、品種ごとに5種展開。ピノブラン、ミュスカー、ツヴァイゲルト、レンベルガーの4種は参考価格税別2,000円、ゲヴェルツトラミネールが同2,600円。

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北海道ワインHP

http://www.hokkaidowine.com/index.html

 

winelive解説

両社とも既に評価も高く、知名度も上がって来ており、さらに将来性もある。

ウッディファームは醸造を始めてまだ数年ながら、畑、品種数共に着実に増えており、数年で成木の数が増えると生産量も倍増し、いよいよ目標の「人の呼べるワイナリー」に一歩近づく。

一方国内北限クラスの畑鶴沼のシリーズは、他社にあまり見ないドイツ系品種のゲヴェルツトラミナー、レンベルガーの展開、それと同時に品質に対しての値ごろ感、量もあるため、買い求めやすさも魅力である。