ゲストライター、「元ワイン嫌いのソムリエ」平野氏による記事、2回目はワインにとってなくてはならない相棒、グラスについてです。
具体例やたとえ話を用いて、「初心者に優しい」平野流で、今さら聞けない基本にお答えしています。
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いつもありがとうございます。
元ワイン嫌いのソムリエ、平野です。
今日はグラスの扱いについてお話します。
まぁ一言で扱いと言ってもいろいろあるので
まずはレストランでのシチュエーションから
いきますね。
~ワイングラスの持ち方~
ワイングラスってどう持ちますか?
グラスの脚を持つのが正解です。
「脚」は細長いあの部分です。
脚を持つときれいに見えます。
より下のほうを、長く持つとかっこよく見えますよ。
野球選手がバットを短く持っていたら
あまりかっこよくないですよね。
そんな感じです。
丸いワインが入る部分(ボール)は
触らないのがマナーだとは言われています。
でもどこを持ってもワインの味は変わりません。
カジュアルなお店ではあまり気にせず
持ちやすさを重視してもいいのでは?
と個人的には考えています。
~ワインを注いでもらうとき~
ワインを注いでもらうとき
「ワインのフット(またはプレート)に手を添えますか?添えませんか?」
フット(プレート)はワイングラスの一番下、
テーブルに接している部分です。
僕自身、お店でお客様にサービスをしていますが
手を添える派or 添えない派は半々ですね。
どちらが正しいのか調べてみたことろ・・・
手を添えるのが正しいと書いている人と、
添えずに放置すると書いている人と
両方います。
困りますねぇ。
正直言いますと僕もどちらが正解なのかわかりません。
なので今回は現場のソムリエとしての意見を
述べさせていただきます。
僕は
「手は添えないで欲しい」
です。
ワインを注ぐときに、お客様の手がグラスに伸びてくると
「グラスを動かすのかな?」と思い
ビクッ!!とします。
注ぐ瞬間だとこぼれてしまいますからね。
万が一こぼしてしまったら大惨事です。
手は出さずに静かに見守っていただけると
やりやすいなと、僕は思います。
本当の正解をご存知の方がいらっしゃれば
ぜひ教えてください。
~もういらない~
ボトルワインを楽しんでいるときに
「もう飲めない。もういらない。」という
タイミングもあるかと思います。
そんなときは
グラスに手でフタをしてください。
ソムリエさんが注ぎに来たときに
手でフタをする。
これが
「もう注がないで。飲めないよ。」
のジェスチャーです。
覚えておくとソムリエさんから
一目置かれる存在になるかもしれません。
いろいろまとめてお話してしまいましたが
いかがでしたでしょうか。
なにはなくともワインは気軽に楽しむものです。
大切な人と、仲間と、一人でのんびりと、
いつでも生活を豊かにしてくれますよ。
お読み頂きありがとうございました。