カラフルなラベル、モダンで柔らかい飲み口で人気の「陸奥八仙」。贅沢な飲み比べの晩餐に参加することが出来ました。

八戸酒造はお膝元が漁師町ということもあり、かつては魚介にあう辛口の酒造り一本でした。近年の華やかで口当たりの良い日本酒に衝撃を受けた駒井専務が酒造りを一から見直し、また並々ならぬ努力で営業活動を地道に続けられたこともあり、今では日本酒の世界で知らない人がいないほどの人気銘柄の一つに数えられます。

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青森県八戸市の八戸酒造は今回ご案内いただいた駒井秀行専務を筆頭に、杜氏は駒井さんの弟君34歳をはじめ、蔵人平均年齢31歳という非常に若い蔵です。
地元米のみを使い、酵母も地元のものにこだわり、オール青森の酒造りを心がけています 。
この蔵の陸奥八仙、男山にぴったりのお料理を提供してくださった会場が、四谷荒木町の「青森PR居酒屋 りんごの花」さんです。女将の茂木さんは苦労して軌道に乗せたお店の経営ノウハウを広く発信しておられ、「これからの飲食店」のスタイルを確立されています。

女将茂木さんのブログ

「♡相思相愛♡のお客様だけが来る!居酒屋女将のネット活用術」は誰が読んでも為になりますが、特に飲食店を営む方必見です。

店内は青森一色。人も、食も酒もまさに青森つくしの贅沢な一夜となりました。

まずはの日本酒と合わせる素晴らしい、美味なるおつまみのご紹介。
左上左奥から:数の子のタコわさび、パイナップルの白和え、
真ん中奥:オクラのピクルス、手前すじこの酒粕みそ、右奥:しめ鯖のぬた和え、手前マグロチーズ


続いてこのお店一番の人気料理「鯖の冷燻」生ハムと同製法で作られたもの。

鮭とキノコの厚揚げ、十和田湖のワカサギ生姜風味、豚肉の炒め物。

温泉で育った長い「大鰐温泉もやし」に「貝焼き味噌」(郷土料理でねぎ味噌の卵とじ)。

 

これらの日本酒向けに特別に用意されたつまみ、いろいろと組み合わせを試してみます。

 

陸奥八仙、同じく同社銘柄の陸奥男山の8種類。日本酒は味わった順にコメントを。商品の前の数字はリストの数字と対応していますので照らし合わせてください。

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2.夏吟醸
口当たり通りの良い、すっきりとしたイメージ。香りはメロン、マスカット様のフルーツ香、柔らかさがあり、やや甘味、コメの旨みと良い意味での軽やかな雑味が立体感を与え、ややアルコール味と軽快なキレ、透明感があります。あっさりとした味付けの料理には何にでも合いました。
1.ピンクラベル 生
白カビチーズのような香り、まったりとしてやや甘み、口当たりのまろやかさと広がりがあり、飲み心地が良いです。
パイナップルの白和えとの相性が良く、豚肉にはこの上ない相性の良さを見せそうです。
7.男山 ヌーヴォー 生
これは昨年の秋にリリースされたヌーヴォーであり、半年でまろやかに変化してきています。口当たりはややアルコールのニュアンス、引き締まったドライなアロマ、林檎、さくらんぼなどのフルーツの風味、ふわりと旨みが広がり、酒の肴の臭みが出ません。筋子、生姜煮ワカサギの生姜煮との相性が良かったです。

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リスト、左から2.1.7.6.4.3.5.8.

6.純米大吟醸 華想い 50 おりがらみ
ほのかに甘いアロマ、穏やかで甘くさっぱり、軽い旨味があります。口当たり良くなった後クセを残さずさらりと引くお酒です。
4.ISARIBI
人気定番商品のひとつ。軽く白カビチーズのような風味、ほのかに辛くピリッとした口当たり、ワカサギの生姜煮とはまずまず、ぬたあえとは非常に良い相性でした。
他には、焼き目のついた食材、魚介など、例えばあたりめや、ホタテの燻製などとの相性が良さそうです。
3.純米 芳醇超辛

細めですっきりとして、引き締まった酒質。後口にほのかにピチピチとした口当たり、さっぱりとして飲みやすく、杯のすすむお酒です。

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5.特別純米 無濾過原酒 赤ラベル

こちらも人気定番商品。とろみ、なめらかさ、後口ふんわりとして旨みを感じられます。旨みが柔らく広がる、飲み口良いお酒。パイナップルの白和えと良い組み合わせでした。チーズ、卵などとも非常に食べ合わせが良さそうです。
8.裏 男山 純米 超辛 生

まろやかながら、かっちり男酒の重みがあり、中心に力強さ、飲みごたえを感じる。この日のお酒の中では比較的クラシカルな造りでした。ぬる燗にしてももちろん良いでしょう。
今回のイベントには八戸出身の方も多く参加されており、「以前は陸奥八仙と言っても地元にいるときはぴんとこなかった」そうですが、「上京してその素晴らしさを再認識し飲むようになった」という方が複数見られました。やはり駒井専務の営業努力と味わいの進化が都市部の酒好きのみならず、地元出身のも人々にも受け入れられているようです。
3月の「和酒フェス」の際には、油断していたところ、人気がありすぎてお酒がなくなり、飲めないほどだった陸奥八仙。全国区の人気を得てこの先さらにどんなお酒がリリースされるのか、自分の興味も大いにありますが、お伝えしていきたいと思います。

過去の記事 陸奥八仙 特別純米 レヴュー

 

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