この記事は「リヴァース・マリー 来日セミナー」後編です。

「前編」はこちら

 

⑤シルバー・イーグル・ヴィンヤード:この日のピノ・ノワール中で私が一番心を揺さぶられたワイン。紫から黒のニュアンス。すみれや黒く小さいベリー香。果実の甘みがストレートに伝わり、黒めのスパイスが感じられます。温かみがあり、酸と旨味が素晴らしい、バランスが良く、緻密な構成。後半にエキスの旨みも感じます。完全無欠のワインといえます。

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⑥カンツェラー・ヴィンヤード:最もがっしりとして黒く、固いミネラルの香り、軽くドライハーブのような風味があります。熟したイチゴジャムの様な香味、塩味、とろみがあり、密度のある果実味が、噛み応えがあるように感じる酒質です。

 

ここまで、彼のピノ・ノワールに感じるのは、鮮やかな水彩画の様に、瑞々しく、色のトーンが塗り分けられた、多彩な畑、キュヴェの造り分けです。ブルゴーニュの大手ネゴスがジュヴレ・シャンベルタンとモンテリを造り分けても勝てないほど、違いが鮮明です。おまけにそれぞれが美味と来れば脱帽です。

 

セミナーの後はリバース・マリーのカベルネ・ソーヴィニヨンなど4種類と、彼がコンサルとして手掛けるワイナリーのワイン8種類をテイスティングする機会が設けられました。特筆すべき3点を簡単に。

 

アストン ピノ・ノワール ソノマ・コースト アナポリスエリア2013:

果実味に深みがあり鮮やか。リバース・マリーのピノ・ノワールよりは、どちらかというと肉付きの良いワインかと思われます。これはこれで充実感があって面白い一本です。

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リバース・マリー カベルネ・ソーヴィニヨン カリストガ ラークミード・ヴィンャード 2014:

かつて別の試飲会でも、カリフォルニアの並み居るカベルネ・ソーヴィニヨンの中で際立って旨み、構成力、緻密なタッチで味わいを愉しめた銘柄。後述のロア・ヴィンヤードよりドライで引き締まり、香ばしさ、黒い果実があるワイン。ピノ・ノワールに負けず劣らず非常に品質の高いワインでもあります。

 

カベルネ・ソーヴィニヨン ロア・ヴィンヤード 2014:

このワインの丸み、旨味、充実感、果実の密度も特筆すべきのがあります。余韻まで液体のバランスが崩れない、杯を重ねたくなる、金額に見合った上出来のワインかと思われます。焼いてシンプルに味付けした肉料理と是非合わせてみたくなります。

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シュレイダー カベルネ・ソーヴィニヨン ベクストファー ト・カロン・ヴィンヤード 2014:

シュレイダーは前述(前編)の20度のワインアドヴォケイト100点のうち17回を稼いだワイナリーであり、トーマス氏をスターダムにのし上げた名門でもあります。ナパ・バレーでも最も知名度がある畑の1つ、ト・カロン・ヴィンヤードのクローン 337のみを使用したワイン。豊かさ、旨み、液体の滑らかさ、ゴージャスで完成された一本。これもカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンを代表するワインと言えるでしょう。

最後は改めてトーマス氏とお話をし、彼のワイン対する私の思い入れと、いつかは彼のワインを産む畑(特にロア、スーマ、シルヴァー・イーグル)を訪れたい旨を伝えておきました。正直いいまして、つい数年前までカリフォルニアにワインに興味など、さほどなかった私ですが、ベッドロック、コングスガード、タンタラ、トルヒーヨ、などと並び、是非現地に訪れて、この目で産地を見届けたいワイナリーの1つであることは間違いありません。

さらに今週はフロッグス・リープのセミナーにも参加しますので、その模様もレポート予定です。お楽しみに!

 

以下、伊勢丹新宿店で販売もしてます。

 

カベルネ・ソーヴィニヨン ロア・ヴィンヤード 2014  22,680円

 

ピノ・ノワール スーマ・ヴィンヤード 2012     8,640円

 

シルバー・イーグル・ヴィンヤード 2013 (近日入荷予定)  9,720円

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