口当たりはやや甘め、柔らかさを感じますが、後半にキレがあり、厚みを感じます。「飲めばわかる」のラベルが目に飛び込んできます。ラベル横の説明書きの通り、華やかさだけでなく、ボリューム、しっかりとコクがあり、食事を支える芯があります。逆説的に大吟醸というより純米吟醸に感じる力強さがあります。蔵元さんの狙い、主張が上手く表現されたラベルで面白いですね。
ちなみに、この蔵、山本合名会社では「ど辛」「どPINK」なる商品もリリースしています。
基本的食事はどんなものにも合うとは思います。しっかりといって山廃や原酒のようなどっしり感やとろみ、というところまではありませんので、一般的な酒のつまみ、塩味の強いもの、スパイシーなものなどに相性が良いと思います。
ワイングラスで飲むとよりフルーティーな香りが増し、流れ、飲み口に滑らかさも加わるので、お奨めできます。もちろんぐい飲みでもバランスよく、気分で酒器も選べる万能型です。
元来日本酒好きの方が、「飲みたい」というときの晩酌で、期待に応えられる安定感ある一本です。
実際に合わせたもの
◎ホタルイカの沖漬け
すぐきの漬物 しょうが風味
新玉ねぎとキウイのサラダ
○スパイシーきゅうり漬